おうちコラム

2024-01-26 15:53:00

ロフトから星の見える平屋のおうちが出来るまで

お家を建てるって、どういう事なんだろう。

快適でオシャレでお得な、物として完成されたお家が出来れば良いのだろうか?

私は家づくりを人生で最も家族やご夫婦がお互いを知り、想い合える大きな物語(STORY)を描けるチャンスだと考えています。

大きな決断を誰の為にどんな思いで心に浮かんだのか、そしてその念いを任せられるパートナーをどう選んだのか、ご家族がたくさん悩んで話し合い、お互いをより深く知り、発見や反省も有ったり、お金の事、これからの人生を思い描くプロセスこそ、ご家族又は一人一人にとっても壮大な物語を完成させる為に必要なシーンだと思います。

生意気かも知れませんが、その物語の監督として私が関わらせて頂きたい。

とにかくお客様と仲良くなって、お客様の事を良く知りたい。その延長線上で、お家が出来ちゃいました。みたいなのが私の理想です。

そして、監督してくれてたの?って思われるくらい自然にお客様の幸せを願い、ご家族が主役として完成したお家が出来たら、ガッツポーズものです。

そんな私とお客様との出会いから、お家が出来るまでどんな思いが形になったのかをお伝えする事で、これから家造りを考えているお客様の何かヒントや大沢組のお家とお客様への想いが伝われば嬉しいです。

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施工事例のロフトから星の見える平屋お家」のお客様との物語です。

こちらのお客様との出会いは、別のおうちコラムにも書かせて頂いた「cafeみたいな平屋のおうち」の住まれて3年経過したお施主様のおうちで行われた見学会でした。

この時の見学会では、お施主様ご夫婦がお家の事や大沢組の事、私の人となりを話して下さり殆ど自分からは、何を話したのかあまり覚えていない程です(汗)

そうした事がきっと良かったのだと思います。

最初は2階建てか、平屋か迷われていたご夫婦でしたが、丁度平屋も検討出来る広めの土地が住みたい校区に見つかり、平屋寄りでのお打ち合わせが始まりました。

お子さんの成長にゆったりとした土地で、身体に優しい自然素材のおうちをご夫婦共にご希望されていたので、素材で迷う事はありませんでした。

家事をしながら子供達の気配を感じたい奥様のご要望から、キッチンに配置やリビングのタタミコーナーを考慮しました。

多趣味の旦那さんの大切な宝物を飾るスペースを考えた時に、平屋に全て納めようとすると大きなおうちになり過ぎてしまうので、天井は低くなりますがロフトをご提案したところ、

それが何とも男心をくすぐる秘密基地の様な、隠れ家の様な良い感じに仕上がりました。

そしてロフト床から少しだけ高い位置にあり、少しだけ開く窓の近くで寝転がれば、昼間は青空、夜は星空の見えるとても癒されぼーっと出来るお部屋になりました。

忙しい毎日だから、時には一人で、時には家族でぼーっとしたり、お話したり、そんな時間が家族の思い出と絆を造るのかもしれません。

子供部屋は、お子さんも一緒に壁の漆喰塗料を塗る事で、部屋を大事に使って欲しい、「物を大切に出来る子は、きっと人も大切に出来ると思うから」そんな親心をいつか分かってくれたら

なんて...親が出来る事は願い見守る事しかないのかもしれません。

家族みんなが、おうちに帰るのが楽しみ!!

そんなおうちをこれからも造り続けて行きたいなと思います。