おうちコラム
旅先での人の優しさが沁みました。
7月の照りつける様な暑さの中、豊橋市から山形県と和歌山県にロングツーリングに行って来ました。
三日間で1,500Kmの長距離は、バイクに乗り始めて初めての距離でしたが、3人の仲間と一緒だったんで、大変ながらも楽しく走って来れました。
そんな中、事件が起きました!!
2日目の磐梯スカイラン→磐梯レイクライン→磐梯ゴールドラインととても気持ちの良い道を走り終えて、さぁホテルに向かおうかと立ち寄った道の駅で、バイクに取り付けたバックに挟んであったはずの、財布が入ったポーチが無い(汗)
青ざめて探すもやはり無い!!ゴールドラインを走る前の休憩場所では持っていた事は確実だったので、山道の何処かで落としたとしか考えれないという事で、仲間の一人がついて来てくれて、バックを探しながら来た道を戻りました(涙)
残り二人は、予約しているホテルに向かう為二手に別れました。
山道を戻りながら、免許証もカードや保険証なども入っていたんで、見つからなかったら色々手続き大変だし、何より残り1日を皆んなが楽しめ無い事を思うと久しぶりにかなり焦りました。
ゴールドラインの入り口に近づくにつれて、諦めやヤバいなという気持ちでいっぱいになり、とうとう見つける事は出来ずに、もと来た場所に到着してしまいました。
周りのお店は既に閉まっているし、周りに人も居ない。そんな中もしかしてと思い、警察に電話したら「もしかして黒いお財布の入ったポーチですか?」の警察官の方からの声に、思わず一緒に探して走ってくれた仲間にOKポーズをして、その場の空気は一変しました。
その後警察署に落とし物を受け取りに行き、拾って下さった方の連絡先を教えて頂きお電話しました。
拾って警察まで届けて下さった方は、地元の方でした。
その方に感謝とお礼をしたくて、直接お会いしたいと伝えたら、「自分も落とし物をした事があり、その時親切な人が警察に届けてくれたんで、自分もあなたの気持ちはとても良くわかります。お礼は本当に結構ですので、気を付けて愛知県まで帰って下さい」
と言って頂き、人の優しさは繋がり伝わる事を教えて頂き、その方には「自分も同じ状況になった時は、あなたの様な優しい行動を必ずします」と約束させて頂き、残りの一日も仲間と共に楽しく過ごす事が出来ました。
先ず与えよう、そして与えて貰ったものは必ず人に与える(返す)事が、世界がより優しいありがとうが循環するのだと思います。
遅れてホテルに着いて出迎えてくれた仲間たちからは、「お疲れ様!見つかって良かったね!酒の席での笑い話が増えて良かったじゃん(笑)」など自分が罪悪感を持たない様に話し掛けてくれ、困った時こそ本当にありがたいなと思う気持ちが溢れました記憶に残るロングツーリングでした。